やぁ!
山岡ソースケ(@sosuke_eureka22)です。
僕自身、就職活動をしているときは欲しがっていた、『正社員』というアイデンティティ。
そうしてニートから契約社員として社会人デビュー。1年ほどで正社員となって、なんだかんだで合計7年弱ぐらい働いた後、フリーになるんじゃ!と一念発起して脱サラ。
ニートも契約社員も正社員も経験したからこそ思ったことがあるんです。
正社員ならではのメリットって、無くないか?
と。
今回は正社員神話に洗脳されがちが20代の若者たちに向けて、新しい「目線」のお話を。
正社員だって普通にクビになるぞ!
世間一般的には、正社員は終身雇用で安泰!と思われています。
それに対して契約社員は定期的に契約更新があって、更新してもらえない場合はクビになってしまう。
でもですね、正社員でも普通に、会社都合で普通にクビにされるケースがあります。
※僕が前に働いていた会社では、成績の悪い正社員は、色々圧力掛けられて、結構たくさんの人が辞めさせられてました。
契約社員だって成績を出せば更新はしてもらえるわけで、結局どちらの雇用形態であっても、頑張って結果を出せさえすれば大丈夫。そして、逆もしかり。
だったら正社員だけにこだわる必要はないじゃないですか。
クビにならない。ということが正社員ならではのメリットではないということがわかります。
頑張って働いても、そんなに給料上がらんぞ!
正社員として毎年働いていれば、昇給があって、年々生活に余裕ができていく!とお思いの方もいるかもしれませんが、実際は違います。
ここで2017年に発表された、大手企業と中途企業それぞれの平均賃上げ額をお見せします。
※平均賃上げ額は、全社員一律の昇給、一般的にベア(ベースアップ)と呼ばれているものと、能力や業績をもとに階級が上がる定期昇給を足した数字です。
従業員300人以上の大手企業の平均賃上げ額と平均賃上げ率(2017年)
平均賃上げ額:6,270円
平均賃上げ率:2.06%
従業員300人未満の中小企業の平均賃上げ額と平均賃上げ率(2017年)
平均賃上げ額:5,139円
平均賃上げ率:2.06%
まぁ早い話、一年間、一生懸命働いたら、月給が5,000~6,000円上がるってことです。
たったこれだけですよ?
月で言えばまだこれだけの数値になってますが、1日8時間で大体月に20日勤務すると考えれば…
時給30円ちょっと
たったこれだけですよ!?
これだけで考えたら、もはやアルバイトの方が頑張りがいのある数字ですよね。
もちろん、途中で昇格などのイベントもあるでしょうから、これよりたくさん稼げるチャンスもあるのは確か。しかしそれとて確実性はありません。
さらに保険料や住民税など、給料から引かれる数字というのも、前年度の所得に合わせて増えていきますから、給料が増えれば引かれる額も増える。
なかなか目に見えて給料は上がらないわけですよ。
残業もさせられるぞ!
派遣や契約社員はある意味会社でも特殊な立ち位置のため、実は結構丁寧に扱ってもらえたりします。
特に勤務時間。派遣社員なんかは社員とではなく派遣会社と契約をして雇っているわけですから、絶対に残業とかはさせません。
それに対して正社員はどうでしょう?
正社員は残業代も支給されるが故に、まぁ普通に残業させられます。
残業代が出るなんてのはまだ良い方で、ブラック企業が良く使う「みなし残業」なんかはかなりツライ。
みなし残業というのは、要は残業してもしなくても、それ用の金額を先に決めてお支払いしますね。っていう約束なんですが、これがかなりの曲者。
みなし残業を導入している会社は、基本給がかなり低い。このみなし残業代を含めて、やっと一般水準になるケースがほとんどなんです。
なのにいくら残業しても、追加の残業代は出ないですから、まぁツライですよね。
法律では、みなし時間を超過した分の残業代は払う義務がありますが、みなし残業を導入してる会社なんて基本ブラックです。
みんな超過せずに帰った。
ってことにされて、はいおしまい。
文句言おうもんなら、クビですから、泣き寝入りするしかない。
自分が好きなようにやればいい!
もちろん、ほんとに魅力的で安心な、正社員雇用をしてくれる会社もあります。
でも今のあなたが、そう感じていないのであれば、別の道を探すことは全然リスキーな話ではない。
クビを恐れて、我慢しながら、ボロボロになりながらしがみつくぐらいなら、極論アルバイトでも好きなことしながら、なんとか食うていってます。と言った方がよっぽどカッコいいと思いませんか?
フリーランスという道も、その一つと言うことで。