どうも、転職サイトを運営してる山岡リホ(@riho_eureka22)です。
入社3、4年も経つと自分のスキルに対して給料低すぎじゃない?って悩むことも多いかと。
現に私もそうです。笑
昇給なんて年1回あるかないかだけですもんね。昇給しても、数千円の世界だったり。
じゃあいっそ転職して年収アップさせるんだーってのは、ごくごく自然な流れ。
でもちょっと待ってください。
求人情報を見てると「どの求人も給料めちゃ高いやん!年収アップ余裕やな!」って思いがちですが、実はちゃーんと見ないと年収アップどころか年収がほぼ変わらなかったり、むしろ悪条件になったりすることも…。
なので転職サイト運営歴4年半の私が、給料アップを狙った転職の際ここだけは気をつけておくべき3つのポイントをご紹介します!
20代の平均年収は354万円
まず大前提として、自分は平均より稼げているのか?ってのを知っておいた方がいいでしょう。
DODAの「平均年収ランキング2016」によると、20代の平均年収は「354万円」とのこと。
地域や業種、職種によってバラツキは大きいでしょうが、平均はこのくらいなんですね。
平均年収より低くて今の生活に満足していなければ、迷わず転職するのがいいでしょう。
平均年収より高い場合は、今の仕事のやりがいはあるか、今の生活に満足しているか、などもう一度振り返ってみるといいかもしれません。
それでもやっぱり転職したい!という場合は次の3点に注意してください。
手取り給与は額面の約8割
求人情報に記載されている給与はあくまで額面なんですね。
手取りの給与は額面の8割程度が一般的。
「月給28万円?超いいじゃん!」って思っても、実際手元に入ってくるのは22万円程度になるわけです。
年収も同じで、例えば「年収500万円」であれば「手取り400万円」程度。
めっちゃ税金引かれるやん…ちょっとイヤになってきますねぇ。
また、ボーナスありか年俸制かでも月々の手取りは変わってきます。
年俸制だったら提示金額を単純に12で割って、その内8割程度が月々の手取りになりますが、ボーナスありだと月々の手取りはもっと減っちゃいますね。
求人に記載されている金額に「×0.8」すれば、だいたいの手取額を把握できるので、求人情報を見るときはぜひ計算機片手にチェックしてみてください。
月給はみなし残業代込み、モデル年収は残業代込みのケースも多い
「みなし残業代込み」ってのもやっかいですね。
みなし残業代込みの場合、基本給はめっちゃ低く抑えられている可能性が高いです。
基本給が低いと何がデメリットかっていうと、「ボーナスが低くなる」「残業代の単価が低くなる」「退職金が少なくなる」。主にこれですね。
ボーナス、残業代、退職金は全部基本給を元に計算されるんで、基本給が低ければその分上がり幅も低い。
基本給が低い場合はみなし残業代を加算して、まあそれなりの月給に見せているケースが多いんで、注意してください。
みなし残業代はある程度の残業時間をみこんで、最初っから残業代を支払う制度。
例えば1ヶ月40時間分のみなし残業代が組み込まれている場合は、1日2時間の残業が想定されてるってわけ。
2時間残業してもしなくても残業代はもらえるので、早く帰ればおトクっちゃおトクですが、業務が立て込んで残業が増えた場合も一切給料に変動はありません。
最近求人情報の規約が改訂されて、みなし残業代が含まれる場合は記載必須になったので、気をつけて見るようにしてください。
あと、求人情報には年収モデルケースってのもよく記載されていますが、これは残業代やインセンティブを含んだ金額を記載しているケースも多いです。
普通にやっててモデル年収分もらえるわけではない、ってことで、あくまで参考程度にとどめておいた方がいいかと。
副業をして副収入を得るのも1つの手
今の仕事に大きな不満はないけどとにかく年収を増やしたいって場合は、副業にとりくんでみるのもアリだと思います。
ぶっちゃけ、結構なスキルがないと転職して年収アップさせるのは難しいのが現実です。
なので今の仕事を続けつつ、ブログで広告収入を得たり特技をネットで販売したりってのもいいじゃないですか。
もし副業NGだったり激務でそんな暇ないって場合は、年収そこそこで副業OKな会社に転職すればいいです。
1つの会社、1つの仕事だけで稼ぐより、複数の収入源を持っていた方がリスクヘッジにもなるしね。
年収アップ狙いの転職では求人情報をよく見て!
以上が、給料アップ狙いの転職で気をつけておくべきポイントです。
転職って、全然悪いことじゃないです。
違う環境に身を置くことで刺激が得られるし、新しい会社で地位を築くためにも今まで以上に頑張る気にもなれます。
ただ、給料軸で転職する場合は思わぬ落とし穴があるので、十分気をつけて。
また、会社で働くだけが稼ぐ方法じゃないので、副業含めて広い視野でキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。