やぁ!山岡ソースケ(@sosuke_eureka22)です。

この!
フォトグラファー・佐藤健寿さんの著書でお馴染みの奇界遺産!
その表紙になっている巨大な顔面像、実はベトナムにあるんです。
その名も『スイティエン公園』。
人呼んでベトナムのディズニーランド。
仏教のエッセンスが変な形に混ざってカオスと化した園内は、まさしく魔境。
奇界遺産の代名詞とも言われるこのベトナム・スイティエン公園を、徹底解説していきます。
奇界遺産『スイティエン公園』への行き方・アクセス
ベトナム、ホーチミン市の郊外にあるスイティエン公園。
行き方はタクシーかバスが一般的です。
タクシーの場合は運転手に「スイティエン!スイティエン!」と言えば伝わります。現地では比較的メジャーなところみたいですね。

バスで行く場合、『ベンタン市場』というホーチミンの有名観光スポットの前にバス停があるのでわかりやすい。

バス停はこんな感じで複数の車線にそれぞれの乗り場がある、駅のホームに近い造り。
スイティエン公園に行く場合は19番か53番のバスに乗りましょう。

電光掲示板でおおよそのバス到着時刻も示されているのでありがたいですね。
走るコースは多少違いますが、どちらも1時間ほどでスイティエン公園前まで行ってくれます。

ローカル感あふれる社内。現地ならではの雰囲気も一緒に楽しみましょう。
料金は一律6000ドン。日本円で約30円ですからオニ安いですね!
乗車すれば勝手にチケット売りがやってきて料金を徴収されるので、座って待っておけばOK。
バスで注意をしておきたいのが、必ずしも社内アナウンスがないということ。
降りる人がいなければ停車もしてくれないので、窓の外は要チェック。
バスからは右側にスイティエン公園が見えてきますので、確認できたらすぐに降車の準備を!
奇界遺産『スイティエン公園』に到着!

バスを降りたら目の前がスイティエン公園!

ゾウの牙に群がるゾウと、

コインを加える巨大カエルがお出迎え。

チケットセンターで入場券を買いましょう。
大人は7万ドン、子供は3万5千ドン。日本円だと大人350円、子供170円ぐらいですね。安い!

入場券はPASMOやSUICAのような電子式。
入場時に回収されてしまうので記念撮影をする際は入る前に!

園内マップ。敷地面積はディズニーランドとシーを足したぐらいということで、かなり広い!時間に余裕をもって行きましょう。

大きな入場ゲートをくぐったら、いよいよ奇界遺産の全貌が現れます!
日本の仏教なんて生易しい!?支離滅裂な世界観

入場すると早速巨大な狛犬的動物がお出迎え。手前に写る人間の大きさを見れば、その巨大さがわかるはず。いきなりインパクト大です。

謎の神様。電気仕掛けでウィーンウィーンと動きます。

あれ?鳥居?神社的要素もあるぞ!

お札がベタベタ張り付けられた不気味な岩山を抜けると…

枝の先がドラゴンになっている気持ち悪い大木!

そしてその下には子だくさんの布袋さん。

おい!なんでへそのごま取ろうとしてんねん!

金ピカにっこりおじさん大集合。

いかにも仏教チックな建物発見!

中に入ると巨大な顔……体もいれたら15mぐらいになりそうな巨人です。

そしてその後ろには仏壇的なお祈りスポットが。

やべぇ!東洋風な天使はカケラも可愛くない!

赤札がぶら下がる木は非常に不気味……。

中に入ったら真っ赤でこれまた怖い……。

出ました巨大な千手観音。20mぐらいはあるでしょうか。

台座には剣を咥えたカメさん。

入り口にもいた銭カエル。

尻尾の代わりに手が生えてて気持ち悪い!

日本でこんなデカい狛犬は見たことない!完全に本堂を凌ぐ大きさです。

なんで狛犬が狛犬を踏みつけてるんだ?仲間割れか?

釈迦堂はまさかの口の中。

中にはサイケデリックな仏陀が!後光が七色のネオンで輝いています。

手。

ナーガかな?

舌べろーん!
とにかくツッコミどころ満載で、休む暇がありません。
写真を何枚撮っても足りないので、予備のバッテリーも持っていった方が良いかもしれませんね。
日本よ、これがベトナムだ。秀逸すぎるアトラクション
テーマパークと言えば欠かせないのが魅力的なアトラクション。
スイティエン公園にもたくさんのアトラクションが存在します。

アトラクションに乗るには、施設の前にあるチケットセンターでその都度チケットを購入。
大体3万ドンから5万ドンぐらいが相場観。日本円だと200円前後なので安いもんです。

ドクターフィッシュもアトラクションのひとつ。
さすがに掃除のお兄さんの足元には魚は寄り付いていませんでした。

雪遊びができるスノウキャッスル。
あれ、これディズニーに怒られるやつじゃないかな?

裏手には飾ってもらえなかった白熊が打ち捨てられていました。目がマジ。

そして出ましたハリー・ポッターのホグワーツ城!ユニバーサルにも喧嘩を売るスイティエン公園。

屋敷しもべのドビーはこんなに人数いないでしょうよ……。

早速潜入。ビカビカとしたネオンで「これじゃない感」がすごい。

あれ、ドビーすでに生首になってるやんか!

中はこんな感じでレーザーライトが輝く異色のお化け屋敷。音響も結構おどろおどろしい感じで怖いです。

フラッシュで撮影するとこんな感じ。ちゃんと彩色もしてこだわってるんですが……いかんせん暗すぎてよく見えない。
あと上から垂れてるロープは何?

奥にある小窓から、謎の白い物体が体当たりしてきます。でもカメラの調整してたので、肩にちょっとぶつかられただけで驚く暇がありませんでした。
タイミングが悪い!

こんな貞子チックなやつ、ハリーポッターに出てきたか!?

巨大グモのアラゴグも白いなぁ……小っちゃい貞子連れてるし。

屋敷しもべのドビーどーん!

でも実物はこんなもんー

ハリーポッター対ヴォルデモート!

でも現実のハリーはなぜか髪型がツーブロック!
とにかく暗くて良く見えない上に、ライトはネオン系のビカビカ。
お化け屋敷というよりクラブみたいな見た目で、結論、なんじゃこりゃ!?でした。

なんか色鮮やかなトラさんの口が入り口になったアトラクション。なんとなく楽しそうな雰囲気がしましたので行ってみたら……。

なんか閻魔大王に裁かれてる感じの風景。
この手前に写ってる白衣の人形がですね…めっちゃ怖いんですよ。いや、作り物だってのはわかるんですけど、なんか異常に不気味で…。
突然バーンって振り返られたらどうしようと思って、直視できませんでした。
その後地下に進むとウォークスルータイプのお化け屋敷になります。
色んなタイプの地獄の責め苦を味わわされる人たちの悲鳴がこだまする超恐怖スポット。
何が一番怖いって、暗すぎて通路が見えないんですよ。
結果スマホのライトで照らしながら進まざるを得なくなり、写真を撮る余裕がありませんでした。

ゾウの口から謎のライド型アトラクションを発見!水の上を進む、カリブの海賊のような感じですね。

はい、揺れるし暗いんでブレブレです。

動物たち。
言葉がわからないんであれですが、なんか文明の変遷みたいなのを題材にしてるのかな?

いやほんとブレすぎて申し訳ないんですけど、暗すぎてカメラじゃうまく撮影できないんですよ。
ハリーポッターでも見たレーザーライトな照明がここでも……。

こんな風に彩色してても、はっきり言ってまったく見えません。

そしてこのアトラクション最大の恐怖ポイント、下車!
係員がいない!ただ流れていく乗り物からタイミングより飛び降りなければならないというプレッシャー!
失敗したら巻き込まれておしまいですからね。やばいです。
結果的にはお化け屋敷でした。
なんかお化け屋敷ばっかりやんか!
ってなったので、今度こそはなアトラクションを物色。

巨大な鳥の頭と……

その下にあるアトラクション乗り場。
この雰囲気なら大丈夫そうじゃないか?と思って乗りました。

もはやお馴染みの乗り物。

暗い入り口に一抹の不安を覚える。

入ると火山が!どうやら人類の進化の歴史を辿るアトラクションのようです!
おお、これはちょっとディズニーっぽい感じで行けるんじゃないか?
結果……

……

…………

………………

うん、お化け屋敷。
ここのアトラクションは基本お化け屋敷ばっかりです。

ここもどうせお化け屋敷ですし、

ここも確実にお化け屋敷です。
気を取り直して別のアトラクションを!

はい、謎のタマゴとニコニコ君!
3Dや4Dをあーらよっと飛び越えてしまった9Dライドが現れました。

このように座りまして……。
あとは普通のVRです。
でも多少酔いました。
このタイプのアトラクションにはその他にも、

オーソドックスな4D。(まさかのパシフィックリムとのコラボ)

その倍の8D。
入り口が8の数字をかたどっている!ダサい!

も一つおまけに12Dまであります。
あれかな?ベトナムの人はDが多ければ多いほどスゴイと勘違いしてるのかな?ランクみたいなもんとして扱ってますよね、確実に。

ちなみに一番人気のアトラクションは、揺れる椅子です。
スタッフと思わしき人が大量に寝てました!ユルい!
世界でもここだけ!?ワニ釣り体験
僕はここに来るまで、釣るなんて言葉を使えるのは魚限定やと思ってましたよ。
ベトナム人は、まさかのワニを釣るんです。

ワニ釣り場があるのは園内の北西に位置するクロコダイルキングダム。

一歩足を踏み入れれば無数のワニが!

この距離で大量のワニを見れるだけでも価値あるもんですが。

はい、釣り竿を頂きまして。

その先には何者かの肉がついております。

釣り糸を垂らして……

フィーーーーッシュ!!!

さすがのワニ、すごいパワーです。

スイティエン公園のアトラクションの中では一番テンションが上がりますね。

これ以外にも、レーザー銃で戦うアトラクションや、

屋内遊園地のような施設。

ジェットコースターや、

観覧車など、普通の遊園地っぽいのもたくさん。

ベトナムの伝統衣装アオザイを来て記念撮影できるスポットもありますよ。
とにかく園内が広いので、どこを見てどこを見てないか探すのだけでも大変です。
スイティエン公園の代名詞、ティエンドン・ビーチ
さて、書籍『奇界遺産』の表紙にもなっているあのお顔。あれを見ずしてスイティエン公園は語れません。

お顔があるのはティエンドン・ビーチというプールエリア。

入場には別料金でチケットの購入が必要なのでご注意を。

入るとすぐにどーん!本が発売された当初とは色が変わってしまっていますが、それでもこのインパクト。

記念撮影は忘れずにしておきましょう。

お顔ばかり注目されますが、実は以外にも見所たくさんで、謎の龍と閻魔大王みたいな人がにらみ合い。(ちなみにこの龍の口はウォータースライダーの出口)

巨大なカニさんや、

ウ○コにしか見えない巻貝などもあります。

水は結構冷たいかな。ベトナムは日中30度を超える日がほとんどなので、ちょうど良い温度と言えるでしょう。

プールの一角から見えるスイティエン公園の風景は絶景。
凛々しい男性の後ろには仏様とホグワーツ城、その先に観覧車とジェットコースターが見え、この公園のカオスさ、禍々しさを表しています。
帰りは反対車線へ移動し、再び19番か53番のバスで
スイティエン公園を堪能したら、到着した停留所の反対側に行きましょう。そこに帰りにバス停があります。
高速道路的な、道幅も広い道路なので、渡る時は左右をよく見てから!ある意味これもアトラクションかと思えるほどスリリングです。

帰りもローカルバスに揺られながら一時間程度。

窓の外のベトナムっぽい風景を楽しむのも良いですね。
まとめ
奇界遺産の代名詞、スイティエン公園。
その名に恥じぬ奇怪さで、とにかく楽しめるスポットでした。
平日だと基本ガラガラで、全アトラクション待ち時間ゼロ。
というかそもそも電源すら入ってません。
乗る時にスタッフが電源を入れてくれます。
そんな抜群の緩さも、ベトナムらしくて良いですよね。
日本のようにかっちりしていないからこそ生まれる笑いもあるものです。

さらばスイティエン!
また来るぜスイティエン!