元人材会社の求人広告ライターが教える、ブラック企業の見分け方。

シマウマは黒?白?



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やぁ!
山岡ソースケ(@sosuke_eureka22)です。

脱サラ法ではありますが、必ずしも脱サラだけが正義ではなく、
会社勤めでこそ力を発揮する人もいるでしょう。

会社勤めをする上で避けて通れないのが就職・転職活動。
しかし最近流行の怖い言葉「ブラック企業」。

あふれる情報の中で、どうやってブラック企業を見つけるか。

そのコツ、知りたくないですか?

何を隠そう僕は元人材会社の求人広告ライターでした。

年間300社の企業を取材し、求人広告を書いてきたからこそわかる、ブラック企業の見分け方をお教えします。

題して、「こう書いてある会社は怪しいぞ!」。

もちろん中には例外もありますが、一つ、参考までに。

OJTで丁寧に教えます。

OJTはOn-the-Job Trainingの略。
講師がいて~椅子に座って~っていう研修ではなく、実際の仕事をやっていきながら、ついでに覚えていきましょう。
という研修制度のことを指します。

まぁこの説明でもわかる通りですね、研修と聞いて想像するような要素は一切なく、「とりあえずやってみなよ」な教育方針ですね。

営業系の会社で特に多く目にします。

まぁ営業は場数勝負なところもあって、自分の経験こそが武器になる世界でもあるので、一概に悪いとも言えないんですが…。

とは言え、
「テレアポやるよ~このリストに、このトーク内容で掛けて~」とか、
「営業の見本見せるよ~お客さんのとこ行くから後で見てて~」とか、
要は『見て覚えろ!先輩から盗め!』な世界観は否めない。

初めての社会人を目指す人なんかは、そりゃもちろん名刺の渡し方とかもわからないのは当然なわけで、そういったのも見よう見まねでやっていくしかありません。

属人的な教育になるので、当たりはずれも大きい。
ちゃんと教えてくれる人もいれば、まったくかまってくれない人も。

どっちに当たっても、成績の悪さは自分で責任を取るしかありませんから、
アンテナの高い、意識高い系人材じゃないと、ちょっと厳しいかもしれません。

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残業少なめ!定着率高い!

一見すると素敵っぽく見えるのですが、騙されてはいけません。
皆さんも気になるでしょう?
少ない!高い!とは言うけれど、具体的な数字はどないやねん?と。

要はこの具体的な数字を出せない、という時点で、
『嘘』である可能性が高いんですよ。

残業がほんとに少ない会社なら、月10時間以内!とか1日1時間程度!とか言います。
それが言えないということは、普通に月30時間とか、しちゃってるからなんですね。

定着率も同じくですね。
ほんとに高ければ92%!とか胸を張って言うはずです。
たとえ70%とかだったとしても、例えばその業界の平均定着率が50%しかなかったら、
それは自信を持って言えばいいだけなのに、言えない。
高くないんですよ、実際は。

なんとなくそう書いていた方が見栄えがいいから。
それだけの理由で書いている。
さらに深読みすれば、そこしか書けるところがないということでもある。
給与や、人間関係や、福利厚生、みたいな、他の『強み』が無いんです。
危ないですね。

職種名…企画○○、○○事務、総合職。

やたら企画と付けたがったり、最後に事務って付けといたらええやろ。
的な職種名を持っている企業は危ない。

職種名って要はどんな仕事をするのか、ということを端的に表す言葉ですよ。
それを濁したり、混ぜたり、複雑にしていくのには理由がある。

「隠したい」んですよ。本当の仕事内容を。
だって本当の姿を見せたら誰も来てくれなくなっちゃうから。

中途求人での総合職も危ないですね。
だいたいフード系の企業です。こんなことするのは。
企画とか、経営とか、人材育成とかできるよ!なんて謳いながら、どーせ店舗スタッフですからね。ほとんど詐欺みたいなもんです。

職種名を見て、パッと仕事内容のイメージがわかない時は要注意。

海外研修!プライベートも仲良し!

入社後すぐに甘い汁を吸わせてくる会社はダメです。
ましてやそれを求人広告で大々的に謳っているってことは、仕事も福利厚生もグズグズだから故。

みんなすぐ辞めちゃうから、ちょっとでも良い思いをさせて、長く残らせたい。
そんな裏目的がなきゃ、一企業がわざわざ新入社員を海外旅行には連れていきません。
会社は慈善事業じゃないんです。会社に利益をもたらした人間を評価する機関です。
入社すること、居ること自体が利益になる会社なんて、どブラックですよね。

プライベートも仲良し!なんてのはただのパリピの集まりなので、そもそもそういう人間じゃないとついていけないです、絶対。
仕事を探すためのサイトで、仕事以外のことばっかり言ってる会社は、総じて危険ですね。

運用・監視

IT系企業の求人は数多くありますが、経験のない人にとっては何が何だかわからないことも多いでしょう。
開発、設計、構築…色々な言葉を見ることができると思いますが、運用・監視は要注意。

これはパソコンの前に座って、エラーが起きるまでじっと画面を見ておくだけの仕事です。

人であればできる、ぐらいの仕事なので、未経験者や文系歓迎と謳う会社が多い。
普通に深夜勤務もある環境ですし、何より仕事そのものが超つまらん。
何年やっても何のスキルもつかないし、やるだけ損です。

ダラッと仕事がしたい、なんて人にはいいかもですが、もっと上を目指したい!という人は、ちゃんとその先のステップもある会社かどうか、しっかり見極めないといけません。

色々言いましたが…

これはあくまでも一例であり、すべてがすべて僕の言った通り、というわけではありません。
正直僕の偏見も多分に含まれているとは思います。
しかし、そういった知識も得た上で、しっかり企業選びをしなければ、不幸な人が増えるだけ。

最終的には、自分の目で見て耳で聞き、肌で感じるしかありませんから、こういう会社もあるかもしれない…と思って、細部までしっかりチェックするようにしましょうね。

もし、この会社どーなの?というものがあればお気軽に聞いてください。

僕だったらたぶんこう書いただろうな、というところから、分析させて頂きます。



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ABOUTこの記事をかいた人

山岡ソースケ

高すぎる正義感と、低すぎるBMIが自慢の元ニートフリーライター!ちょっと突飛な閃きと、斜めからの視点が得意。将来の大きな幸せよりも、日々の小さな幸せが欲しい…。妻リホとの学歴の差にコンプレックスを抱えながらも日々を楽しく生きるために奮闘中! 好きな言葉は「ヘクトパスカル」