【箱根】ロマンスカーでいく箱根の旅はロマンスとアート、美味とレトロと、オカルト少々。

彫刻の森美術館の不思議なオブジェ



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彫刻の森美術館の不思議なオブジェ

彫刻の森美術館の不思議なオブジェ

早朝。
平日ならば通勤ラッシュの真っただ中の新宿駅。
僕たち夫婦は小田急線コンコースに立っているのでございます。

土曜と日曜、ただの週休二日制の休みに行ける、
箱根の旅、始まり始まり。

新宿から箱根までは特急一本!

乗るのはロマンスカーの最後部、展望車両。
窓が大きく作られたこの特別車両に乗るために!
予約可能日の深夜にスマホとにらめっこしましたよ。

箱根まではおよそ90分。
車内販売のコーヒーなんぞを飲みながら、
のんびり過ごすのが良いでしょう。

しかし、最後部の展望車両。
座席の向きの関係上、後ろ向きに進んで行くもんですから、
発車のときなんかは駅がギューンと遠ざかっていく、
疑似ワープゾーン体験ができますぜ。

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箱根の温泉街で旅行気分マックス

箱根エリアの玄関口、箱根湯本に到着。
まずは軽くお腹に入れようぜってことで、
「ちもと」というお茶屋さんに。

そこで食べた「わらび餅」が絶品で。
きなこの優しい甘みとぷるんぷるんのお餅ちゃんが絶妙のバランス!
ちょっと苦めの抹茶と相まって、美味しさは2倍3倍と増すのです。

その後は箱根湯本の街を散策。
干物をその場で焼いて試食できるお土産屋さんなんかもあって、
何時間でも居たいと思えるね!

そのままお昼ご飯も食べまして。
名物のおそばを頂きました。

いよいよ箱根の奥地へと

腹ごなしも済めば、いよいよ旅は本格化。
箱根登山鉄道へと乗り込み、
一路「彫刻の森美術館」を目指します。

広大な敷地にたくさんの彫刻や美術品が並び、
なんとなーく異国情緒。
美的センスは全然皆無な僕ですが、
彫刻はその造形の奇抜さを純粋に楽しめるので良いですね。

綺麗なステンドグラスの塔もあったりで、
ロマンチックなムードも味わえますよ。

ただし、館内、とにかく広い…。
まぁ館内なんかと言いながら、基本的には屋外ですから、
はしゃぎすぎると体力持ちません。注意しましょう。

美術館をあとにして、
駅までの道にポツンとあったおしゃれなカフェで、
黒蜜きなこソフトクリームを食べました。
この組み合わせは最強でしょう。牛角アイスも大好きです。

日本を代表するホテル

再び登山鉄道に乗りまして、
次に向かうのは「宮ノ下駅」。

ここに今回の旅の本当の目的地があるのです。
その名も「富士屋ホテル」。
国力増強を目的に作られた、
日本初の外国人向けリゾートホテル。
あの夏目漱石なんかも泊まったとか!

『外国人の金をとるをもって目的とす』
創業者の言葉が染みますね。

ちょっと早い時間ではありましたが、
とりあえずチェックインしよぜってことで入場。

あふれ出る!レトロ!それでいてモダン!
壁や柱の緻密で豪華な装飾、置いてあるひねりの効いた調度品、
そして何より、赤絨毯を筆頭とした歴史を感じる色合いが、
「あ~すごいとこ来たな~!」と僕たちの心を震わせるのです。

ワクワクした気持ちでロビー待機。
しばらくのちに部屋へとご案内。
ドアノブの位置が高い!外国人向け!

部屋の中は天井も高く、すごい解放感。
なんとなくアメリカーンな気持ち。
バスタブが特にアメリカーンで、かわいいやら、かわいいやら。

周辺でちょっとした冒険も

夜ごはんまで時間が少し空いたので、周辺散策。
謎の骨董屋さんに入ってみると、まぁ、なんでしょうね。
店内がすごい「他の人の犬」のにおいでして…。
まぁ二階から犬の鳴き声がしてたので、それが原因でしょうよ。

近くのパン屋さんでビーフシチューパンをシェアリング。
晩ごはん用のお腹は保たねばならぬ。

居るだけで楽しいホテル

その後はホテルに戻って館内散策。
庭園を歩いたり、迷路みたいな通路を行ったり来たり。

そして夜ごはんはホテル内のレストランで単品頼み!
ステーキとカレー、そして名物オニオングラタンスープを食べました。
とろける美味しさ…。

部屋でまったりした後は再びの館内探検。
必要最低限の明るさ、必要最低限の人員となった深夜のホテル。
まぁ、ほら、レトロですから、もはやお化け屋敷ばりの不気味さで。
曲がり角からゾンビ出るんちゃうか、と震えながら歩きましたね。
これはこれで、楽しいものです。

無事部屋にたどり着けた安心感とともに、
その日は就寝とあいなりました。

2日目、山と屁

翌日、朝食。
名物レストラン「ザ・フジヤ」でアメリカンブレクファスト!
オムレツがふわふわとろとろでおいしいの…。
店内の雰囲気も一級品で、天井や壁の装飾は一見の価値あり!

「一生泊まってたいな…」そんな思いもありながら、半泣きでチェックアウト。
次の目的地である大涌谷を目指します。

大涌谷までは登山鉄道→ケーブルカー→ロープウェーの三段跳び。
高いところが苦手な僕はロープウェーが苦手です。

雄大な自然と、硫黄…それすなわち屁のにおいを嗅ぎながら、
名物の黒たまごを食べました。

淡水海賊、現る

そのまま芦ノ湖まで下りていき、
これまた名物の海賊船に乗り込みます。
プラス500円で乗れる特別船室は、人も少なくデッキでの景色も抜群。
たまの旅行ですからケチらないことをお勧めします。

元箱根港まで行きまして、そこで時間つぶしのスワンボート!
さっき乗ってきた海賊船に果敢に立ち向かうも、普通にでかいわ。
波に翻弄される白鳥の気分をリアルに味わわされて、軽く酔い。

歩きながら酔いを醒まし、お昼ご飯。
なんとなく入った蒸籠蒸しのお店がこれまたおいしくて。
豚肉と野菜の自然な甘みに普通に感動しちゃった夫婦です。

その後は、箱根関所、九頭竜神社という観光名所をさらりとこなし、
バスで箱根湯本に戻ります。道中は爆睡。

あとは帰りの時間まで、お土産買ったり喫茶店行ったりでダラダラと。

夜は残念、ロマンスカー

帰りのロマンスカーは先頭車両!
これはまた、違った景色が見られるぜ!
なんて思っていたのは最初だけ。

普通に夜なんでね、ほとんど何も見えませんでした。

旅の終わりと明日の活力

日曜夜の新宿は、まだまだたくさんの人で溢れています。
急に現実に引き戻される感覚で、ちょっと寂しい…。
でもほんと、良いホテルやったなーまた行きたーい!

都心から約90分。
移動に時間が掛からないのはやっぱり利点。
移動が長いとどうしても疲れちゃうしね。

いつもの週休二日制をちょっとだけ特別に。
そんな箱根旅を、良ければあなたもどうですか?



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ABOUTこの記事をかいた人

山岡ソースケ

高すぎる正義感と、低すぎるBMIが自慢の元ニートフリーライター!ちょっと突飛な閃きと、斜めからの視点が得意。将来の大きな幸せよりも、日々の小さな幸せが欲しい…。妻リホとの学歴の差にコンプレックスを抱えながらも日々を楽しく生きるために奮闘中! 好きな言葉は「ヘクトパスカル」