やぁ!
山岡ソースケ(@sosuke_eureka22)です。
僕はニートから会社勤めをし、フリーランスへと移行していったのですが、まぁ学生時代とかは特に努力めいたことは何もしてなかったので、まぁ就活時代には履歴書を書くのに苦労したんですよ。
ノウハウ本なんかも読んだりはしてましたけど、部活やサークルをしてたわけではないので「リーダー経験推し」はできず、アルバイトもやってなかったので「アルバイトリーダー経験推し」もできない。
そうこうしているうちにニートになってしまったもんですから、ますます書けることがなくなったわけですよ。
だからもう開き直るしかなくて、「ニートです!」って声高に言っていくスタンスを編み出したわけですが、結果的にそれで良かったな、と今になって思います。
今回は「ニートです!」と言っていくスタンスのメリットをご紹介します。
20代の若手募集の会社は、実績を求めてない。
そもそも、ニートやフリーター、もしくは第二新卒で応募ができる会社は、さして経験を重視した採用をしていません。
それもそのはず、たかだか2,3年の経験なんて、これから続く長い社会人生活で得ていく経験に比べたら、小学校で50音覚えました!くらいの価値しかない。基本的には今後の成長に期待する『ポテンシャル採用』なんですよ。
だから「あれをやってました!」「これができます!」みたいに自慢たらたらに書いたとしても、経験豊富な人事担当から見たら「驕るな驕るな」なんですね。
下手をすれば、「おいおい、この程度でこんなに自信満々に言ってくるとか、今後あんまり成長しなさそうやな」と思われることだってありえる。
でもその事実にみんな気付かず、ちょっとでも実績めいたことを書いたり言おうとしたりしてしまう。大学時代の実績が無いと高校時代にまで遡ったり、まぁ無益な実績探しをしてしまうわけです。
そういう人たちが多いなかで一人、「ニートです!もう卒業したいので、頑張って働きます!」って言っている人の特別感たるや!否が応でも目立ちます。
作られた経験より、今まさに起きている実体験の方が、人の心に響く。
サークルリーダー経験が…とか、アルバイトリーダー経験が…とか、すごく立派なことですけど、傍目から見れば「ほんまにそんな意識高く学べてたか?」なんですよ。
就活用に作られた実績やそこから学んだ知識や価値観は、どうしたって嘘くさい。
そんなことをダラダラ話すぐらいなら、今のニート生活がどんなに悲惨でしんどくて、おもしろくないかを語った方が、絶対に興味深いし、心を響かせる。
人事担当者って基本的には会社でも優秀な人が務めるケースが多いですから、そういう悲惨話に慣れてない。こんな世界があるんや!って驚かせることができますし、仮に人事担当者が元ニートだったら、こんなに共感できることはないでしょう。
恥ずかしい経歴、あまり人には言いたくない経歴こそ、攻撃力が高い。めっちゃ強い武器を持ってるんですから、使わないと損ってなもんです。
採用してもらえる会社の質なんて、どんぐりの背比べ。
元も子もな話かもしれませんが、20代の若手採用をしている会社って、大体同じようなレベルの会社です。大してスゴイところはありません。誰もが知ってる有名企業が募集していたとしても、それはもう東大卒歓迎的な、えげつないハードルが設けられてるわけで。
ニートから就職、第二新卒から転職、を考えるのであれば、そこで積んだ経験を活かして有名企業へ入るんだ!ぐらいに考えて、辞めること前提で入社したっていいと思います。
辞めること前提ならば、そのためにわざわざ自分の実績を捜索(創作)していく手間なんて、省けた方がいいに決まってますよね。
どうせやらなあかんのやったら、楽しようぜってことです。
これから先、社会人生活は苦労の連続。
だったらそのスタートぐらい、ダラダラ始めたっていいじゃないですか。
「ニートです!」声高に言っていきましょう。