やぁ!山岡ソースケ(@sosuke_eureka22)です。
行ってきました!台湾を代表する奇怪遺産『金剛宮』。
そのぶっ飛び過ぎた世界観で、日本人には絶対に理解不能といわれるこの奇界遺産。
一体どんな魔境が待ちうけているのか。
僕たち山岡夫婦が見所を解説します。
奇界遺産とは
フォトグラファー、佐藤健寿氏が世界を股にかけ、撮影・取材した世界の奇妙な人・物・場所。
<芸術>と<オカルト>が入り交じり、およそ同じ世界の風景とは思えないそれらは、人々の知的好奇心をビンビンに刺激してくれる。
※現地レポ第二弾・第三弾もあります!
台湾の奇界遺産『金剛宮』への行き方
最寄り駅は台湾版東京メトロ、淡水信義線の『淡水駅』。
『金剛宮』そのものは駅から少し離れたところにあるため、淡水駅からはバスかタクシーを使いましょう。
所要時間はおよそ40分。
僕たち夫婦はスピード&安心重視でタクシーを選びました!
※バスは社内アナウンスが無いらしく、降りる駅を見落としたら大変><
タクシーの運転手にスマホを見せて「ココ!ココ!」と言えば連れてってくれます!
料金は僕たちが行った時で600元(日本円で2000円程度)。
走行距離や時間で考えたら、かなりお安いですね。
最初は街中をブイブイと進み、半分ぐらい進むとあとは海岸線。
海を見ながらのドライブも、なかなか気持ち良いですよ。
いよいよ、奇界遺産の門へと降り立つ…
海岸線から一本、道を入って少し進んだその先に、その奇界遺産は見えてきます。
どん!
台湾を代表する奇界遺産『金剛宮』
パッと見大きいけど、よく見るとそんなに大きくない門がお出迎え!
さっそく台湾独特の色彩感覚と謎の仏教解釈が僕たちを襲います。
人気もなく、ひっそりした門を過ぎると金剛宮のほんとに入り口。龍の口が見えてきます。
なんでいきなり食べられなあかんねん。とは思いますよね。
ちなみにこの龍の横に、それこそ本堂っぽい入り口があるんですけど、そこはなぜか完全封鎖。
暗い室内はどうやら物置として使ってるっぽい?
龍の口を抜けるとまずは観音様と関羽様となんかふくよかな顔の人!
説明書きがないので、もはやテーマ性がわかりません。
その先は参道と呼べばよいのでしょうか。
石造が並んだ廊下に出ます。
この石造たち、仏教でいう色々な『徳』を行っているシーンを再現しているそうなのですが、全然理解できない。
なぞの鹿のコスプレ女がいたり。
喧嘩の仲裁か?なシーン。
動物の太もものお肉あげます!
そして出ました!老婆に乳を吸わせるの図!
一応聞くところによると、歯を悪くして食事ができない老婆に、母乳を分けてあげている優しいご婦人。
の図ではあるらしいんですが、いやいや無理やろ。飲ます方も飲ます方やし、飲む方も飲む方やで。ソフトオンデマンドか!
その廊下を抜けた先が、一応の本堂となっているようで、ここでお参りやなんかが出来ます。
4つの顔を持つ四面仏。それぞれの顔に色々なご利益があるらしい。
強そうなガスバーナーで火をつけて、
お参り。
まぁここまでは、多少驚くことはあってもまだまだ想定の範囲内。
しかし、この先にこそ、台湾の奇界遺産『金剛宮』の本気が待っているのです。
本気を出した『金剛宮』。圧倒的について行けないその世界観!
本堂でお参りしたあとは、インド仏教の神様『ガネーシャ』の横の階段を上がって二階へ。
するとそこには、タイル張りの床が市役所感を思わせる空間に、無数の仏像(?)がズラーっと!
ビカビカに装飾された、まさに色彩の暴力をふるってくる人たちがいれば、
夏休みの宿題か?な似顔絵彫刻。
やたらファンキーで金ぴかな………えっこいつ誰や!?
超巨大なカンフーボーイ。(右下の黒いキノコは妻のシルエットです)
あれ、布袋さんってミニ布袋つけてるタイプの神様やっけ?
酔っ払いの始皇帝とよくある中国の被り物のやつ!
そして出ました。とうとう。
この奇界遺産『金剛宮』の一番人気のアイドル的存在。
それがこちら!
なんでやねん!!
もう一回言います。
なんでやねん!!
いわく、映画パンズラビリンスの登場キャラクターのモデルにもなったといわれる、
『目から手でてそこに目ボーイ』
ちなみに34歳だそうです。
夫婦ともどもご利益に預かれるようにお参り。
その他にも、おもしろい人がたくさん。
なぜウサギ?な武将タイプのキャラクターや、
おネェ感がすごい仏像マングローブ。
ほんとにリアルに1000本あるでしょな千手観音様や、
色んなタイプの自然の虫がついてしまっているデカ関羽様もおりまして。
なぜかお供えはオレオ的なお菓子。
めっちゃくちゃ叩きたくなるけど、たぶんダメな太鼓。
誰かに聞きたくても誰もいない園内で、夫婦の笑い声が寂しく響くのでした。
次回、奇界遺産『金剛宮』のさらなる闇、題して地獄編。お届けします。
その他の現地レポは…