現フリーライターの僕がサロンやセミナーを嫌う理由



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※注意

今回の記事はあくまで僕の個人的な見解であり、サロンやセミナーそのものを否定したり、それに参加している人を否定するものではありません。その経験があったからこそ成功している人もたくさんいる、という事実を踏まえた上で、自分の意見を書かせて頂きました。

 

やぁ!山岡ソースケ(@sosuke_eureka22)です。

 

今から2年ぐらい前になるでしょうか。

 

宣伝会議の「編集者・ライター養成講座」というものを受講していた経験があるんです。

 

その名の通り、編集者やライターを目指す人のためのセミナーで、およそ半年、毎週講座が開催され、編集者・ライターとしてのスキルを磨いていくことを目的としたものです。費用は10数万円はしたでしょうか。

 

で、結論から言えば、「学びはあったが、活かせることはなかった」というのが、受講して感じた率直な感想です。

 

今、Twitterなんかを見ていても、「文章力を磨くセミナー」とか「ブログで食っていくためのサロン」みたいなのをよく見かけるものですから、ちょっとその手の類に個人的な意見を述べたいと思います。

 

これからどこかのセミナーやサロンに参加しようと考えている人や、現在進行形で参加している人、すでに参加し終わった人に、新しい考え方を与えるというか、視野を広げるきっかけになれば幸いです。

 

他人の「成功体験」は、何の役にも立たない

僕が宣伝会議のセミナーに通ってしばらくして感じた最初の違和感。

 

それは来る講師来る講師、自分の「成功体験」ばかり話すな。ということでした。

 

それこそ、業界を代表する著名人や、雑誌社の社長や編集長といった、素晴らしく素敵な実績を持った人たちが講師として来てくれました。

 

そんな人と直接会って話が聞けるというだけでも価値があるものだとは思うのですが、彼らはあくまでもその道のプロであり、講師としてのプロではない、というところが問題です。

 

彼らの話す内容は、そもそもスタート地点から僕たち受講者のそれとは違ってしまっていて、正直参考にできるポイントをほとんど見つけることができなかったのです。

 

いわば、まだ地面に立っている状態の僕たちに対し、ビルの100階から101階に上がるための方法を教えられているような、そんな距離感を感じてしまいました。

 

違うんです。僕らが知りたいのは、地面からビルの100階に上がるための方法なんです。

 

そこがすっぽりと抜け落ちてしまっていたんですよ。

 

でも、おそらくセミナーの類はこういうことが往々にしてあるのでしょう。

 

講師と受講者が対等な立場のセミナーなんて、そもそもニーズがありませんからね。

 

しかし、例えば「こういう活動してたら、偶然○○から声が掛かって、そこからとんとん拍子に今の地位を築けた」なんて話を聞いたとしましょう。

 

僕らが知りたいのは、「なぜ偶然○○から声が掛かったのか」というところなんですよね。でもそれは本人にはわからない。だって、当事者ですから。

 

そう、こうした講師を立てて行う講義の場合、どうしても話が主観的になり過ぎてしまうんです。そこから出る話なんてものは、もはや想像の域を出ず、再現性が非常に低い。というかむしろ、全く同じ行動をしたとしても、ほぼ確実に同じ結果は得られない代物です。

 

別にそれが悪いというわけではありません。むしろ、それが当然だとも思います。

 

でもだからこそ、それを聞くメリットがないな、と感じてしまうんです。

 

おこがましい話かもしれませんが、究極的に突き詰めて考えれば、「○○と△△と□□をやれば、これだけの収入を得ることができるよ」という確証が欲しいのであって、「○○と△△と□□をやったら、これだけの収入を得ることができた」ということが知りたいわけではないんですよね。

 

なんとなく、気持ちの上では熱い想いも沸々とたぎり、良い話が聞けたな、なんて感慨深くなったりもするものですが、実際のアクションに移す際は、またイチから自分でその方法を考えないといけない。

 

そうなってしまっては、もはやその講座を受けた価値はほぼゼロです。だって結局自分でイチから考えているんですから。

 

もちろん、講義を受けたからこそイチを考えられた、なんて人もいるかもしれませんが、多分その人は講義を受けなくても自分でなんとかできたはずです。

 

たまたま講義を受けた後に思いついたから、そのおかげだと思っているだけ。要はタイミングの問題と言えるでしょう。

 

他人の成功体験をいくら聞いても、それが自分の糧になることはありません。

 

成功体験は、自分で作っていくしかないのです。

 

ちなみに、以前僕が書いたこの記事。

フリーライターとして安定した生活を実現するまでの道順とステップ

2018.05.12
 

これだって単なる個人的な成功体験でしかなく、誰しもが参考にできるものではないと思いますし、同じ結果を生めるものでもないでしょう。(可能な限り詳細には書きましたが、それでも限界は必ずあるはずです)

 

だからこそ、そこに変な付加価値をつけることなく、ひたすらオープンに公表させてもらっているのです。

 

文章の世界にルールなんてない

またそのセミナーでは、いわゆる良い文章とはどういったものなのか、というのを非常に念入りに教えられました。

 

で、これも結論から言うと、「学べたけど、活かせないな」という感じ。

 

こと文章に関しては、ほんとに明確なルールなんてないんですよね。

 

確かに「てにをは」だの、「起承転結」だの、すごく初歩的な常識、みたいなものはあるでしょう。

 

でもそれさえ守っていれば、あとは何をしても良いのが文章の世界です。

 

例えば、紙媒体であれば同じ単語を何度も繰り返し使うのはNGとされていますが、SEOの観点から見れば、同じ単語は何度も繰り返し使った方が良いとされています。

 

もう完全に真逆です。

 

それぐらい自由度が高い世界なのですから、文章のルールを身につけたところで、何の役にも立たないんです。

 

むしろルールなんかに縛られず、媒体やクライアント、読者によって、さまざまに言葉を使い分けれた方が、ライターとしての市場価値は間違いなく高まるでしょう。

 

ですから、綺麗な文章が書けるようになるコツとか、うまい文章が書けるようになるコツ、なんてものは学ぶ必要ありません。どこかで綺麗な文章は、別の場所では汚い文章になる可能性も十分にあるわけですから。

 

だったら、その都度その都度クライアントと相談し、それこそ読者の気持ちを想像し、イチから考えた方がよほど効率的というものです。

 

学ぶことのデメリットはないかもしれませんが、わざわざお金を出してまで求めるものではありません。払った分のお金をペイできるほど、その効果を感じることもないでしょう。

 

少なくとも、自分で読み直して、気持ち悪くなければ普通に大丈夫です。気持ち悪いかどうかもわからない、なんて人はそもそもライターを目指してないと思いますし。

 

自分が気持ち良いと思う文章なら、自分と同じような人は気持ち良いと思ってくれるわけですから、まずはそこから始めて、実践経験を積んでいけばそれで充分じゃないですか。

 

文章のルールやコツなんてものは、人から教えられるものではないと思います。

 

セミナーやサロンの参加歴は、仕事の実績にはならない

そしてやはり一番勿体ないのが、セミナーなりサロンなりに参加した実績は、仕事では全く活かせない、ということでしょうね。

 

それこそ「○○在籍」とか「○○卒業」みたいなことを言われても、仕事を依頼する側としては「で?」としか言いようがないんですよ。

 

依頼する人が仮にも同じセミナーを経験していれば話は別ですけど、まぁその可能性も極めて低いでしょう。

 

僕個人としても、「100万円のセミナーに参加したAさん」と「100本ブログ記事を書いてるBさん」だったら、間違いなくBさんにライティングの依頼をしちゃいます。

 

せっかくお金を掛けて、かつ時間まで掛けて努力した結果が、本当に認めてもらいたい相手になんら影響を与えていない、なんて辛すぎないですか……。

 

少なくとも僕は耐えられません。

 

自分の力を信じて、前に進むことが大切

先日、Twitterで知り合った方とご飯をご一緒させて頂きました。

 

その方も将来的にはライター業をやってみたいと仰っていましたが、正直「今すぐやっても余裕で僕の実績を抜くだろう」と思えるぐらい、立派な経歴と人柄を持った方でした。

 

そんなダイヤの原石を持ちながら、一歩を踏み出す後押しができていないのは、現ライターである僕たちの罪ですよ。

 

ましてやそれを良いことに自分たちの収益にしようと企むなんてもってのほか。

 

フォローするわけではないですし、繰り返しにもなるんですが、こと宣伝会議の講師陣は本当に立派な方々ばかりです。そういう人たちと名刺交換ができて、あわよくば仕事のつながりも持てるかもしれない。なんて理由で参加をするのは至極真っ当なことだと思います。

 

ただ、全体に占める割合が最も多いであろう「自分のスキルを磨きたい」という人には、あまり向いていないと思います。

 

やっぱり自分を磨くのは自分。誰かに磨いてもらっても、しばらくしたらすぐに錆が来ちゃうものです。

 

自分で自分を磨き続けていくためには、とにかく仕事をすることが一番。その中で、自分なりの成功体験を作っていきましょう。



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